『価値観が違うのは当たり前』相手はあなたの理想を与えてはくれません


・なぜ、相手は思い通りに動いてくれないの?
・なんでこんなことも分かってくれないの?
・私はこんなにあなたのことを考えているのに!



こんな思いに駆られたことはないでしょうか?


「価値観が違う」
それはとても当たり前のことです。


でも、ついつい「与えた分、返して欲しい」と考えて、相手の反応に苛立ってしまいますよね。



なぜそのようになってしまうんでしょうか?

その答えは「あなたの問題を相手に擦り付けている」からです。


私も悩みました。

「どうして頑張ってるのにわかってくれない?
私ばかり損してる気がする…」

こんな風に思い、いつも疲れていました。
これを何度も繰り返していました。

でも、なぜこんな気持ちになってしまうのか考えていたとき、「自分の問題を相手に擦り付けている」ことに気付きました。



今、苦しい方に知ってもらいたいです。
苦しいから抜け出すための、参考になればとても嬉しいです。

では、どうぞ。




■その1『自分に自信がないから』



自分に自信が持てないと、相手に肯定してほしい気持ちが生まれてしまいます。自分で肯定できないので、相手の評価という確証を欲しがるのです。

無意識に、欲しい言葉を相手に求めるます。
なので、思い通りにならないと「なぜわかってくれないの?」となります。


「価値観が違うのは当たり前だ」
わかっていても、裏切られ気分や腹立たしさを感じてしまいます。

でも仕方ありません。

だって、あなたの目的は、
「相手とのコミュニケーションよりも、自分が安心感を得ること」になっているのですから。


付き合いが短いのなら問題ありません。
その場その場で、そういう時はあります。

しかし、親しい付き合いのときは、方向転換が必要です。




■その2
『自分のダメな部分を相手で埋めようとしている』

自分のダメな部分を相手に埋めて欲しいと思っています。

例えば、
・リッチな生活
・お姫様扱いの人生
・みんなに羨ましがられる日常
・知的な夫婦


自分でできないことを、相手に与えてもらおうとしているのです。性格においても言えます。

「~さえあれば私は幸せになれる」

いわゆる、「条件が揃えば、幸せになれる」という考え方です。相手に与えてもらうことで、今の人生から抜け出そうとするタイプです。



必ず人は欠点があります。
できないことやわからないことがあるものです。

欠点はあることは悪いではありません。

それは、あなたらしい個性にもつながりますし、魅力ともなります。



しかし、それを過剰に嫌がり、無いものを相手に求めるとおかしなことになってしまいます。


人は自分と違うものを持っている人に惹かれます。相手も始めはいいかもしれません。

生活を共にしてると、まるで足りなかった何かが埋まったような気になるかもしれません。

しかし、時間が経つにつれ、相手が自分のイメージと違う行動をし始め、違和感を感じ始めます。

そして、だんだん納得がいかなくなってしまうのです。


すると、ずれが生じてきます

・なぜ、私のことをわかってくれないの
・これぐらいしてくれて当たり前でしょ
・どうしてできないの

と相手に押し付けてしまうのです。

そして、相手がイメージと違うことが我慢できなくなります。


あなたは、自分の足りない部分を埋めてくれる人を求めていたのに、相手は埋めてくれなくなったのです。




■まとめ

・自分に自信がない
・相手にダメな部分をめて欲しい

結局は自分の問題です。


「欠点であり、あなたらしさ」
その個性をどう受け入れるか?
それはあなたの問題なのです。



・自信のない自分と、どう付き合っていくか
・どのように折り合いをつけるの


それを相手に求めてはいけないのです。


そのような関係を続けていれば、相手との価値観の違い辺りは当たり前なのに、おかしくなっていきます。

欠点を隠してしてもらうために、誰かと一緒にいるのではありません。

相手は違う人間だということを、自分と同じく認められたい生き物だということに目を向けましょう。



・相手に何かしてもらう
・自分の理想を叶えてもらおう
・与えてもらう

これらばかりに目が行けば、お互いに長続きはできません。


まずは自分の問題を自覚しましょう。