『他人に振り回される』それは損得勘定が原因かも?

「得したいと考えて、余計に損をした…」

このような経験ありませんか?



できるならば
人生得したいですよね。

嫌な思いや苦労なんてしたくありません。
きっと、損したくないと思うのが普通です。


でも、
その考えにも振り回されす過ぎると
大切なものを失ってしまいます。



日常の忙しさでいっぱいになると、


・家事は私の仕事。私ばかりが損している

・誰もちゃんとしてくれない

・会社でも雑務は押し付けあいだ…


などなど。
こんな思いが溢れてきますよね。


人目につかない裏方作業などは
他人から評価されにくく、それを黙々とこなしている自分は損をしているのに感じてしまう。


そして
「なんで自分ばかり、自分は可哀想…」

なんて思い芽生えたりします。


でも、ちょっと待ってください。
それは本当に損をしているのでしょうか?
なぜ、不愉快な気持ちになるのでしょうか?




その損得勘定に振り回されていませんか?





■『比べることから生まれる損得勘定』


私たちは日常生活で身に付けた
「常識や普通という言葉」が当たり前なっています。


例えば
・学歴が高いほうが将来性がある
・お金持ちのと結婚すれば楽ができる
・エリートは勝ち組だ

そして、
そうあることが「得」だと思ってしまっています。



・できるだけ安いものを変えた方がいい
・自分が人よりお得に物を入れた方がいい
・時間もお得に使いたい


しかし、
それは誰にとって得なんでしょうか?


惣菜の割引シールを例にとってもですが、
これらの「得」は何かと比べたときに発生しています。


・他の人は400円で買っているのに、私は198円で買えた!

・みんなは2時間待っているのに、自分は10分で済んだ!



「誰かと、何かと比べて」まるで得したかの気持ちになっています。



■『価値観が違うのに、それで得できるの?』



でも、
当たり前にみんな違う価値観をもっています。


多くの人に魅力的なものでも、
全ての人が満たされるわけではありません。
それが自然なことです。


・高価で評価の高い料理を食べても、私はいまいちだと思った

・今流行りのゴージャスな遊びをしてみたけれど、全く面白くない

・みんなが可愛いと思うあの人、どこが可愛いのがよくわからない

こういうのは自然なことです。







私たちは
今まで見てきたこと、
感じたきたこと、
生まれ持ってきたことも違います。



「自分が何で満たされるか」
など自分でしか知っていくはできません。


それなのに世の中が得と言ってることを
疑わず得と思い混ん込んでいると
自分とずれが出てきます。



そして、無駄に時間を失ったり、
自分の価値観が分からなくなったり、
満たされなくなってしまいます。


それでは本末転倒です。



■『得を求めて焦っていた日々』


私の経験です。


私は毎日、何かと不安で焦っていました。
その時思っていたのが、
「人生をもっと充実させなくては」です。


時間を効率良く使えない自分に、
24時間を中身の詰まったものにできないことに
いつも苦しい気持ちでした。


充実させるために趣味を持ったのですが、
何も楽しくありません。

楽しまないとと脅迫的な思いで余計に苦しくなります。


「なぜ、毎日頑張ってるのに苦しいのか?」
とずっと疑問でした。


そして、ヘトヘトの日々の中で
ふと思いました。

「これ誰にとっての得なんだろう?」


私は、
「身近な知人が良いとする日々」を目指していました。その人の目を無意識に想像しながら生きていました。


でも、その人にとって充実した1日の過ごし方でも、私にとっては違う。

有意義であっても、得でない。
そう気づきました。


まだ振り回されることもあります。
でも、他人と自分の人生にしっかりと線を引けた瞬間でした。そこから、日常の何気ないことが変わっていきました。






■まとめ


みんなが損な役回りだと言っても
あなたにとって損なことだと限りません。

あなたが
満たされるならば損ではありません。



「得したいという気持ちで、
「本当に得をしているのでしょうか?」


あなたを満たしてきてくれているのでしょうか?


とても厄介な損得勘定。

他人に振り回されると、
苦しい人生に進んでしまいます。



「その損得は誰が決めたのか」
一度振り返ってみることをおすすめします。